千葉 俊也
海外の鉄道プロジェクトに憧れて、入社を決断
大学では土木工学を専攻し、コンクリート建設材料の研究に取り組みました。就職活動を始める際、「プロジェクトマネジャー的な仕事がしたい」「海外で働きたい」という2つの希望を軸に企業研究を行いました。そんな中、偶然OC Globalを見つけて会社説明会に参加したところ、まさに自分の希望通りだったのです。海外のインフラ整備事業などは、土木や建築だけでなく、様々な分野の専門チームが集まってプロジェクトを進めていきます。しかも、OC Globalは私が興味のあった鉄道関連で多くの実績があります。もともと開発コンサルタントを志望していたわけではありませんが、「ここだ!」と思って入社を決めました。
やりがいを実感するのは、調整を重ね、一歩進んだ手ごたえを得られたとき
現在は、フィリピンでマニラ地下鉄の地下駅の再設計業務に携わっています。地下空間の混雑解消と旅客動線のさらなる向上のため、現地政府の要請を受けて、地下鉄の階段、エスカレーター、エレベーター、出入口等の再設計を実施しています。
私はインターフェイス・エンジニアとして、建築チームや他の工区間と調整をしながら設計を進めています。設計工程、サブコンの管理、建設・設備チームとの調整、既存成果の設計者との設計条件・思想の確認など、様々な調整を1つひとつ行い、課題を整理しながら業務を進めています。 日々の業務で苦労するのは、やはり調整です。鉄道建設事業には、国籍・年齢・専門が異なる様々な分野の専門家や、エンジニア、企業、ステークホルダーが関わっています。多様なチームの中で、費用、工期、スコープ、作業ボリューム、専門技術等、様々な観点から検討を重ね、細かな調整をしながらプロジェクトを進めていきます。図面や計算書等の成果物を納めるタイミングが、仕事の一区切りとなりますが、納品のとき以上にやりがいや達成感を感じるのは、調整がうまくいったとき。エンジニアと細かい議論をして方向性が決まったときや、クライアントに丁寧に説明して納得いただいたときなど、「これで一歩進んだ!」という満足感と達成感があります。
社員の自主的なキャリア形成と自己成長を後押ししてくれる会社
OC Globalの魅力は自由な社風があり、社員が自由にのびのび働けること。キャリア形成についても社員の自主性を尊重し、「自分はこんな分野で経験を積んでいきたい」という希望を会社が後押ししてくれます。私自身も、入社以来ずっと海外の鉄道関係のプロジェクトを経験させてもらい、特に同業他社への出向は多くの学びがあり、いまの自分にとって大きな財産になっていると感じます。
仕事以外でも、国内外の研修、留学、資格取得支援など、OC Globalには様々な形で社員の成長とキャリアアップを応援してくれる制度があります。私は上司に希望し、国際コンサルティング協会が実施するフューチャーリーダー・マネージメントコースという約1カ月間の講習を受けました。私の将来の目標は、リーダーとしての経験を積み、プロジェクト全体を統括するプロジェクトマネジャーとして活躍すること。その目標を実現するために日々努力を続けていきたいと考えています。
「楽しく仕事をすること」がモットー。家族と一緒に現地での生活も楽しみたい
いつも私が心がけているのが「楽しく仕事をすること」。業務が集中したときは無理をせず人に助けてもらったり、自分だけで判断がつかないときは周囲の意見を聞いたりと、周囲の助けも借りながら余裕を持って仕事をすることも大事だと思っています。
2022年8月からマニラに長期出張していましたが、10月上旬からは家族を連れてマニラで生活をしています。妻や子どもたちも、フィリピンでの生活に徐々に慣れてきたところです。家族と一緒の海外赴任は初めてなので、仕事も現地での生活も楽しみたいですね。