林 聡一郎

~ 世界中の人々の暮らしを守るインフラ開発で、100年後の未来を創る ~

【経歴】
2007年入社。入社後は環境部で環境調査や温暖化対策プロジェクトに従事。その後、海外事業部や欧米コンサル会社への出向を経験し、現在はストラテジックソリューションズ部の副部長を務めている。

 

50年後、100年後の自然環境を守る開発コンサルタントを目指し

私が開発コンサルタントの道を志したのは、学生時代の原体験がきっかけです。

昔から自然や動植物が好きだったこともあり、元々は理科の先生を目指していました。大学在学中に教員免許も取得していました。あるとき、青年海外協力隊の活動の一環として、パプアニューギニアで理科の先生をすることに。そこで出会ったのが、電気もガスも水道もない大自然のなかでインフラ開発を行っていた、開発コンサルタントの方々です。

お話をするなかで印象的だったのは、「開発コンサルタントの仕事は、ただインフラ設備を作ればいいというわけではない。50年後、100年後の自然環境と人々の暮らしを守れるような開発をしなければならない」という言葉。私たちの生活に必要不可欠なインフラ開発の在り方が、自然環境の保全に大きく影響すると実感し、開発コンサルタントの仕事に強く惹かれました。

帰国後は大学院に進学し、環境学を専攻。人々の暮らしを支えるインフラ開発において、環境配慮技術の導入に貢献したいという想いを抱いてOC Globalに入社しました。



 

子どもたちが大人になっても使えるインフラ設備を

入社当初は環境部に所属し、道路開発に関わる騒音振動や動植物調査などの環境調査を行ってきました。また、地球温暖化や東日本大震災での原発問題を受け、再生可能エネルギーの導入にも尽力。海外事業部に転籍した際には、太陽光発電所の導入契約や本邦技術の海外展開に向けたプロジェクトに奔走していました。

世界にはエネルギー資源がほとんどない国がたくさんあります。それに加え、近年は環境問題や戦争の影響が深刻化しており、安定的なエネルギー供給を受けられずに困っている人々が大勢います。小さな島では大規模なエネルギー設備を設置することが難しいものです。しかし、試行錯誤の末に安定的なエネルギー供給を実現でき、大人だけでなく子どもたちからも「これで自分たちの生活が豊かになるんだね」と喜んでいただけると、「一生懸命取り組んで良かった」と心の底から思います。

日々の業務に追われると、コストや効率など、目の前の課題に集中しがちです。しかし、私たちの仕事は、世界中の人々の暮らしを50年、100年と守るインフラを作ること。この視点を忘れてはいけないと思っています。



 

欧米コンサル会社の仕事に触れられたことは素晴らしい経験

過去には、会社からお声掛けをいただき、オーストラリアSMEC社への出向も経験させてもらいました。海外企業への出向には興味があったものの、正直最初は迷いもありました。というのも、開発コンサルタントは、どれほどのプロジェクトを担当してきたかがキャリアアップに影響する仕事。出向によって、これまで積み重ねてきたキャリアが途切れてしまうのではないか、という思いもありました。しかし、「長い人生なんだから、一時のキャリアにこだわらず、せっかくのチャンスに飛び込んでみたら?」と、上司から背中を押してもらい、出向を決意しました。

今振り返ってみても、SMEC社への出向は非常に貴重な体験でした。特に日本と欧米では、技術面だけでなく、仕事の進め方も全く異なります。効率性を重視した業務方針や意思決定、ツールを最大限に活用したコミュニケーションを目の当たりにしたと同時に、日本企業の緻密性の高さも改めて実感しました。

常に学び続ける姿勢が求められる私たちの業務において、社内にいるだけでは得られない貴重な経験をさせていただいたことに感謝しつつ、その経験を活かせるよう努力を続けていくつもりです。



 

マーシャルの空から

「持続化」をキーワードに、
     世界の人々の暮らしを支えたい

現在所属しているストラテジックソリューションズ部では、新規事業の開発に取り組んでいます。多くの課題にぶつかりながらも、頼れる仲間たちと日々助け合い、それぞれの個性を活かしながら開発を行っています。

特にこれからは、「持続的」をキーワードに、世界の人々に貢献できるサービスを展開することが目標です。インフラ設備を長く安全に使うためには、メンテナンス費用や修理費用がどうしても発生しますので、そのための費用を生み出す仕組み作りにも着手していきたいですね。

OC Globalは自分のやりたいことを全力でぶつけられる会社です。世界中の人々の暮らしを支える仕事がしたい方は、ぜひOC Globalで私たちと一緒に活動しましょう。